「あなたに必要な保険」

自分には保障が必要なのか、どこまでの保障を保険に求めるのかを冷静に見つめることが必要です」
実際に数ある保険商品の中から、今の自分に合った保険をどのように探せばいいのでしょうか?
今回は、日本の保険事情を踏まえつつ「今のあなたに必要な保険」を考えていきたいと思います。

 保険選びの第一歩は、あなたに必要な“保険の大きさ”、つまり必要保障額を知ることです。
例えば死亡時に保険金が受け取れる「死亡保障」の必要額を考えてみましょう。一家の大黒柱が亡くなってしまう、というような“万一のこと”が起こった場合、その後の家計の収入と支出を想定すれば、この額は算出できます。正確には家庭の事情等によって異なりますが、収入・支出それぞれで想定できる項目を挙げ、単純に支出から収入を引けばよいのです。不足している額が、保険によってカバーしておきたい必要保障額の目安となります。

 保険の加入率が先進国のなかで最も高い日本。ですが少し前までは「職場に来る生保レディーに勧められたから」「知り合いが○×生命に勤めているから」保険に加入するというスタイルがほとんどでした。必要保障額はおろか、本来であれば商品選びの前提となる保障内容などの仕組みも把握せずに加入してしまうわけです。
 日常生活では、お勤めの方なら毎日のお昼ご飯、主婦の方ならスーパーのでの買い物など100円、10円単位が気になる場面があると思います。では、なぜ気になるのでしょうか? それはきっとその商品の価値が良く分かっていて、どの位が妥当な価格であるのか、他店ではいくらで売っているか、などその商品に対する“情報”がしっかりと身についているからなのです。保険の選び方も本来これと同じであるべきです。

 しかしそうは言っても、無数にある保険商品の中から最適な1本を自分の力だけで探すのは至難の技。保険加入に際しては、公平中立なコンサルティングを受けることも必要かもしれません。また結婚・出産・子供の成長・定年など生活環境が変わったときなどには、加入している保険の大きさを見なおすことを考えるべきでしょう。
「子供がまだ小さいから、働き盛りの自分に万一のことがあっては…」と思って加入した保険、定年後に見直せば加入の必要はなくなっているかもしれません。
 (日経マネーデジタルより)